Medley Records | MDLP 6028 | DNK | 1979 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Bim Bom 3:20
A2: Baião Improvisado 4:00
A3: Casinha Perquenina 7:32
A4: Rapaz De Dem 4:16
B1: Quero Não 6:57
B2: Refrão Popular 6:58
B3: Chorinho Do Marquinho 7:48
ブラジル出身のシンガー/ピアニスト Tania Maria と、デンマークを代表するベーシスト Niels-Henning Orsted Pedersen による79年作。デンマークの Medley Records からリリースされたデュオ作品で、Tania Maria のヴォーカル/ピアノと NHOP のベースだけで録音されています。Tania Maria がヨーロッパで活動を広げていく時期の1枚で、ブラジル音楽のしなやかなリズム感と、北欧ジャズの端正な低音が近い距離で向き合った内容です。
編成は小さいですが、音楽はかなり豊かに聴こえます。Tania Maria のピアノは歯切れがよく、歌も明るく伸びやか。ただ陽気なブラジリアンジャズに収まるのではなく、コードの置き方や節回しには少し影もあります。そこに NHOP のベースが入ることで、全体がぐっと締まり、低音が単なる伴奏ではなく、もうひとつの歌のように立ち上がってきます。
NHOP は技巧派として知られますが、ここでは速さや手数よりも Tania Maria の歌とピアノにどう反応するかが聴きどころです。ベースが寄り添い、時に会話し、時に曲の表情を大きく変えていく。ブラジル音楽特有の柔らかいノリと、北欧ジャズの明快な輪郭がぶつからず、自然に混ざっています。
派手なアレンジはありませんが、そのぶん二人の距離の近さがよく伝わる1枚です。ブラジリアンジャズとしては引き締まっていて、ベース作品としては歌心が強い。Tania Maria の明るさと NHOP の深い低音が、余計な飾りなしで噛み合った好内容です。デンマーク盤。
Sleeve: 薄くスレ/薄くクスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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