Edigsa | UM 2018 | SPA | 1975 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | ゲートフォールドスリーヴ
A1: Fesomies Urbanes 5:26
A2: Lila 4:17
A3: Capitán Trueno 10:06
A4: Lalila 1:16
B1: Eufòria 4:24
B2: L'Harmoniosa Simfonia D'Un Cos. Part 1 4:22
B3: L'Harmoniosa Simfonia D'Un Cos. Part 2 3:39
B4: El «Bailaor» Còsmic 4:22
B5: Tema Dels Carrers Radioactius 1:50
カタルーニャ地方バルセロナを拠点に活動してきた Companyia Elèctrica Dharma は、70年代スペインにおけるロック/フォーク融合の中核を担ったグループ。1976年リリース。フランコ体制末期から解放後へと向かう時代の空気を背負いながら、祝祭性と日常感覚を同時に鳴らした代表的な1枚です。タイトルの「Diumenge(=日曜日)」が示す通り、肩の力が抜けた開放感が全体を包んでいます。
ロックを土台にしつつ、カタルーニャの伝統音楽や地中海的な旋律感覚が自然に溶け込むサウンド。電気楽器は使われていますが音は決して重くならず、リズムやメロディが前向きに転がっていきます。サックスやフルート、ヴァイオリンなどが彩りを添えてプログレッシヴな構成を持ちながらも、聴いてて難解さより楽しさが勝る構成。複雑なことをやっているのに、聴き手には素直に届く、そのバランス感覚がこのアルバムの強みです。
当時のユーロプログレやジャズロックと共振しながらも英米的な緊張感とは異なる、街角や広場の匂いが残る演奏。踊れる瞬間と歌を口ずさみたくなる瞬間が混ざり合い、音楽が生活の延長線にあることを自然に思い出させてくれる、人懐こさ垣間見える1枚です。スペイン盤。
Sleeve: スレ/クスミ/ヤケ
Media: スレ/全体的に軽微なチリノイズ
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