Evidence | EV104 | FRA | 1987 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Adelie (For Lady D.) 3:50
A2: Zaitut 4:36
A3: Plancoet 2:18
A4: Llamarada 6:45
B1: Taragot 5:59
B2: Sadness, But... 4:07
B3: Le Retour Du Touron 4:25
B4: The Last Drop 5:20
仏マルチリード奏者 Sylvain Kassap の87年作。ジャズ、現代音楽、民族音楽の境界を自由に行き来する、ほぼ1人多重録音作品。フランス・アヴァン・ジャズ重要人物であり、本作ではその柔軟な音楽性と探求心が存分に発揮された内容となっています
アルバム全体に漂うのは、風のような軽やかさと即興の緊張感。ときに滑らかで、ときに鋭く空気そのものを震わせる管楽器と、ミニマルでポリリズミックなリズム/電子音/打楽器的な奏法が重なり、徐々に音の層が厚くなって、絶妙な浮遊感とエスニカルな猥雑漂う全8曲。
理知的でありながら人間的な情感を失わないのと同じく、タイトル“Foehn(フェーン)”が示すように乾いた風の中にも熱を孕むような、そんな1枚。フランス盤オリジナル。
Sleeve: スレ/薄くクスミ
Media: 薄くスレ/静音部にごく軽微なチリノイズ
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